腰が一瞬だけ止まる  感覚を身に付ける

本日は
『試合中、野球少年が
やりがちな悪い癖』
について、お伝えします。


先日、

「練習中のスイングが
試合では出せないのですが、
どうしてでしょうか?」

という質問にお答えする
ことがありました。


お子さんの試合を見ていると、
練習と違うスイングになっており、
モヤモヤした経験が
あるのではないでしょうか。


そこで今回は
試合中でも練習と同じくらい
飛距離を伸ばせるような
技術の解説を行っていきます。


「子供が試合で思うような
結果が出せていない」、
という方は是非ご覧ください。


さて、試合中に最も多いのが、

『練習よりも身体の開きが早い』、

ということだと思います。


●ピッチャーの球に
 合わせようとしすぎる
●打ってからすぐに
 走り出そうとする

結果として、
身体が開いてしまうのです。


練習中のようにボールを
引き付けて打つことができないと
充分に力を使えず、
飛距離も落ちてしまいます。


腕は動いているわけですから、
腰の動きを我慢して、
ボールを限界まで引きつけるのは
違和感があるかもしれません。


しかし、そんな中でも、

『腕に一瞬遅れて
 腰が出ていく』

という感覚を
身に付けることが大切です。


もちろん、身体の開きを
我慢するのは“一瞬”です。


ずっと腰が動かないままですと、
腰が回らず窮屈な動きになるので
腕だけで打ってしまうからです。


本当に一瞬だけで良いので、
手と腰が一緒に出ないように

『腰がガチっと止まる』

という意識を持って
練習してみてください。


また、早く走り出すことで
振り切れていない選手には、

『振り切ってから走る』

ということを
徹底させることが重要です。


特に「出塁しよう」という
意識が強すぎる左打者が、

「練習中に比べて
強い打球が飛びにくい」

という理由は、
『振り切る前に走っている』、
ということが多いです。


もう一度試合の映像を
確認して頂きたいのですが、

お子さんはティーの時と
同じスイングが
できているでしょうか。


出塁のことを考えすぎていて、
スイングを最後まで
振り切っていない可能性は
意外と高いと思います。


『焦りすぎないで
しっかりと振り切る』

ということを意識すれば、
より安定したバッティングになり
飛距離も伸びてくるでしょう。


さて、いかがだったでしょうか。


本日は、野球少年が
試合中にやってしまいがちな
身体の開きを防止するために

○腰が一瞬だけ止まる
 感覚を身に付ける
○振り切ってから走る動作を
 身体に染みつける

という2点をお伝えしました。


いずれにしろ、
練習と同じ動きが試合中に
できていないのならば、

まだ技術が染みついていない
ということです。


まだまだ小学生ですと
バットを振っている経験も
そこまで多くはないでしょう。


これから真夏にかけて
練習する時間は
より多くなると思います。


試合でより結果を出すために
本日の内容を意識して
練習してみてください。